認知行動療法の効果
認知行動療法は「自動思考」という、その時の様々な状況に対して自動的に沸き起こる思考やイメージを意識的に変えていくものです。
これは、悩みの源であるマイナスな感情を軽減・解消する考え方をするということです。
そして、認知行動療法の効果は、今現在の悩みを解消するだけでなく、違う悩みが出てきた場合に、認知行動療法で身に付いた考え方を用い、自分自身で自動思考を変化させる事が出来るようになるという点もあります。
認知行動療法は、自分の考え方のクセや思い込みを変化させていく療法ですので、その変化を常に考える事になります。
そこから、自動思考が変化するという事を自身が体験するのです。
本来、自分自身の考え方や思考が、クセや思い込みだという事を考えない方がほとんどだと思います。
ですが、認知行動療法を受けることによって、認知行動療法を自分に行うクセが身に付くのです。
悩みは、自分自身で解決する事が一番望ましいことです。
悩み事が起こるたびに落ち込んだり、誰かに相談したりでは、本人が疲れてしまいます。
自分自身が認知行動療法の考え方や思想を身につけることによって、セルフカウンセリングが可能になりす。
困った時に、対処するプロセスを身に付けるということです。
これが認知行動療法の最終的な効果です。